@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000116, author = {韓   , 在煕}, issue = {63}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {橋惣三の保育論は、今日、日本の幼児教育・保育研究において多方面の視点から再評価さ れている。倉橋が近代欧米の幼児教育・保育論のなかでも、とりわけプロジェクト・メソッドの受容とそれにもとづく独自の誘導保育論の考案者として、日本の幼児教育カリキュラム史上いわば古典的な位置をしめてきたことは周知のとおりである。  拙稿では、倉橋によるプロジェクト・メソッドを含む進歩主義教育論の評価及びその展開に 関する論稿を手がかりとし、その捉え方について三つの時期に分けて考察し、さらに彼の誘導保育案の構想と保育論の展開の特徴を明らかにすることを試みた。その結果、以下三つのことが明らかになった。第一に、倉橋の捉えたプロジェクト・メソッドを特徴づける原理は“目的活動”の概念であったこと、第二に、それが誘導保育論においては“目的のある活動”とされ、その活動過程は子どもの生活の中の興味や自発的動機から取り出された目的に向かっての“誘導”とさらなる知識の拡張にいたる“教導”の過程であったこと、第三に、最終的な教師の意図は、子どもの自発性による主題中心の系統的活動、即ち子どもの主体的な協同活動へと経験 の連続的発展を図るところにあることである。ま、倉橋独自のものとしての幼児の自由感のある生活論がその根底にあることを指摘し、誘導保育論において子どもの生活の自発性と保育者の目的性の調和が図られたことを指摘した。}, pages = {477--492}, title = {倉橋惣三のアメリカにおける進歩主義幼児教育論受容に関する一考察―プロジェクト・メソッドの捉え方に焦点を当てて-}, year = {2017}, yomi = {ハン, ゼヒ} }