@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000183, author = {加藤, 彰彦}, issue = {65}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {アンドレ・ブルトンの言う超現実は夢と現実の弁証法的な融合であるとされ、夢については『シュルレアリスム宣言』や『通底器』において考察されているのであるが、現実においてはそのような考察はなく、その点に注目し、現実についての考察を試みたのが本論考である。現実を対象として捉えた場合、様々な問題点が存在し、サルトルの言う対他存在、誰が現実を捉えるのかという視線の問題、現実を再構成する記憶の問題ということから、客観的現実は存在しないと第一部で結論付けた。その上で現実を捉える主体の問題、「私」を成立させるためのヘーゲルの言う承認の問題から、ラカンを援用しながら、「私」の語る現実とは物語であると、第二部において論証した。以上のことから、物語という観点から夢と現実を捉え、超現実へと繫げ ていく可能性を示唆した。}, pages = {151--182}, title = {アンドレ・ブルトンにおけるシュルレアリスムと現実}, year = {2018}, yomi = {カトウ, アキヒコ} }