@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:02000008, author = {加藤, 彰彦}, issue = {71}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {アンドレ・ブルトンの『ナジャ』には、テキスト上においてナジャと出会った日付が明確に示され、その意味でいつの出来事であるかは明確であるように思われる。ところが、語り手の現在はいつなのかとなると、とたんに現在とはいつなのか明確ではなくなり、ここにおいて時間の問題が生じてくる。第一部において、客観的に時間の問題を考えるため物理学者や哲学者の考えを引用し、文学的見地からプルースト、更には時間のパラドックスにも注目して、前提となる考えをまとめた。その上で第二部において『ナジャ』とはブルトンの中にあって現在ではなく未来において存在すべき物語になっていることを明らかにして、それが物語成立の前提となっていることを示した。}, pages = {37--68}, title = {アンドレ・ブルトンの『ナジャ』における現在あるいは時間の問題}, year = {2023}, yomi = {カトウ, アキヒコ} }