@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:02000012, author = {鈴木, 浩太}, issue = {71}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {病弱児において、その病気や治療によって認知機能が低下する可能性が指摘されてきた。本研究では、病弱児の認知機能について、小児がん、1型糖尿病、慢性腎疾患、先天性心疾患に分けて、メタ分析の結果をまとめる包括的レビューを行った。各病弱児と対照群の認知機能を比較した2010年以降の英語で記載された論文を対象とした。小児がん児において、対照群と比較して、治療後に認知機能が有意に低下することが示され、効果量は化学療法よりも放射線治療で大きかった。1型糖尿病児において、対照群と比較して、全検査知能指数と運動速度が有意に低下することが報告されていた。慢性腎疾患児において、対照群と比較して、重症度に関わらず、知的機能が有意に低下することが報告されていた。先天性心疾患児において、対照群と比較して、多様な領域の認知機能が有意に低下することが報告されていた。すなわち、本研究の対象とした病弱児の病気の特徴や治療は、1つ以上の領域の認知機能を低下させることを示唆した。したがって、アセスメントの頻度や検査項目の決定に病気や治療の特徴を考慮することが、病弱児の支援に必要であると考えられた。}, pages = {121--129}, title = {病弱児の認知機能に関する包括的レビュー : 小児がん、1型糖尿病、慢性腎疾患、先天性心疾患を中心にして}, year = {2023}, yomi = {スズキ, コウタ} }