@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000227, author = {谷, 明日香 and 小野寺, 美和 and 竹本, 由美子}, issue = {66}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Sep}, note = {本研究は、蓄光糸(光を蓄え自ら長時間発光することが可能な糸)を用いた衣服設計を 実現するために、経糸と緯糸の組織点を種々変更し作製した織物3 種(平織・綾織・朱子 織)および編物1 種(平編)の蓄光布の耐久性と、表面状態がりん光輝度へ及ぼす影響に ついて明らかにすることを目的とした。  蓄光糸を織編して作製した試験布の耐久性試験は、洗濯試験と摩耗試験をおこない、各 試験前後の①りん光輝度測定と②デジタルマイクロスコープおよび走査型電子顕微鏡によ る表面観察をおこなった。その結果、りん光輝度は高い順に集束撚糸>平織>綾織>朱子 織>平編となった。しかし、洗濯試験後の各種蓄光布を比較すると、順序が逆転しりん光 輝度は平編>朱子織>綾織>平織の順で数値が高くなった。摩耗試験では、織物3 種(平 織・綾織・朱子織)よりも平編の方がより高い値を示すことがわかり、りん光性能の持続 性が確認された。また、各試料の表面を観察したところ、洗濯試験後の糸の太さの違いが 確認された。糸の浮きが多い綾織と朱子織および平編の試験布は、洗濯によって糸の膨潤・ 乾燥時に糸間の空隙が狭くなった結果、布の表面積が大きくなり、りん光輝度の数値が高 くなったのではないかと推察した。一方、摩耗試験後では、糸の浮きが多い組織ほど(朱 子織>綾織>平織)繊維の損傷が確認され、りん光輝度が低下し、集束撚糸の耐久性に改 善が求められることがわかった。}, pages = {277--296}, title = {集束撚糸を用いた蓄光布の表面状態がりん光輝度に及ぼす影響}, year = {2018}, yomi = {タニ, アスカ and オノデラ, ミワ and タケモト, ユミコ} }