@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000254, author = {笠原, 幸子}, issue = {67}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,高齢者がサクセスフル・エイジングを迎えられるよう,ソーシャルワーカー はいかに支援すれば良いのかについて検討することである.方法として,米国におけるサクセ スフル・エイジングの概念,行政が実施した国内の高齢者の意識調査結果を分析・考察する. その結果,高齢期の生き方のモデルとしてのサクセスフル・エイジング研究については,それ ぞれの学問領域によって多数の研究結果がみられた.ロウとカーンによる研究は老年学 (gerontology)として学際的な研究領域を進化させた.65歳以上の長期にわたる高齢期を画一的・ 統一的に考察することは適切でないため,本研究では,高齢期を意図して迎えることが求めら れる団塊の世代である准高齢者を対象とする.結論として,ソーシャルワークの視点を5 点示 した.第1 点目は,身体的側面・精神心理的側面・社会環境的側面,さらには,過去・現在・ 未来という時間軸を加えて,准高齢者の日常生活や生活環境について,准高齢者とソーシャル ワーカーが相互に確認し理解を深めること,その際,社会的なつながりの弱い人たち等に対し ては,アウトリーチが求められる.第2 点目は,准高齢者の能力,意欲・願望,嗜好,自信といっ た彼(彼女)らのプラス面を把握し,相互に確認し理解すること,第3 点目は,准高齢者が生 きている現代の社会経済状況や人間関係の変化等を把握し理解すること,第4 点目は,ソーシャ ルワーカーは,准高齢者だけに焦点をあてるのではなく,その家族,地域へも視点を拡大し, システムとして捉えること,第5 点目は,ソーシャルワーカーは,希薄化した地域の人間関係 を再構築することが求められる.その契機の1 つは准高齢者の社会活動であると考えられる.}, pages = {315--336}, title = {准高齢者のサクセスフル・エイジングへのアプローチ:ソーシャルワーカーの視点}, year = {2019}, yomi = {カサハラ, サチコ} }