@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000265, author = {谷, 明日香 and 諸岡, 晴美 and 村上, 修一 and 富樫, 宏介}, issue = {67}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {筆者らは、卵殻膜・リン脂質ポリマー同時加工布の機能性について一連の研究を行っている。 本研究では、卵殻膜加工およびリン脂質ポリマー加工を個別に施した布、あるいは同時加工を 施した布を試料として、水分特性(吸湿性、吸水性)および熱・水分移動特性に及ぼす影響を 明らかにした。なお、リン脂質ポリマーについては、生体組織内部を模倣した親水性タイプと、 皮膚表面の角質層を模倣した疎水性タイプを用いた。  吸湿性については、卵殻膜を付与した試料群で高かった。その中でも、リン脂質ポリマーが 親水性タイプの場合には最も高い吸湿性がみられたが、疎水性タイプでは若干低かった。また 吸水性では、卵殻膜付与加工の他、アニオン化ポリエステル樹脂により吸水加工を施した試料 で吸水性が高かった。  熱・水分移動特性では、卵殻膜付与加工群で模擬皮膚-布間の湿度上昇が遅く、吸湿速度が 速いことが明らかとなった。すなわち、着衣系においては、発汗初期に衣服内の湿度を大きく 低下させ、潜熱移動の増大により体温調節に有用な役割を果たすことが示唆された。また、リ ン脂質ポリマーについては、親水性タイプを用いた場合で最も吸湿・吸水性が高く、水分移動 に伴う熱移動が円滑であることがわかった。しかし、疎水性タイプであっても吸水加工以上の 潜熱損失量を示すことも明らかとなった。}, pages = {467--475}, title = {卵殻膜およびリン脂質ポリマーを用いた加工布の熱・水分移動特性}, year = {2019}, yomi = {タニ, アスカ and モロオカ, ハルミ and ムラカミ, シュウイチ and トガシ, コオスケ} }