@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000353, author = {中村, 洋樹}, issue = {69}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {2018 年3 月に告示された新しい高等学校学習指導要領によって、地理歴史科に必履修科目の「歴史総合」が新設されることになった。「歴史総合」をめぐっては、近現代史に焦点化した内容構成や生徒主体の授業形態に注目が集まっているが、より重要なことは、現代的な諸課題の形成や現代的な諸課題を考察、構想することであり、学習指導要領解説においてもそのための主題学習や問いを重視すべきことが明記されている。  これまでも世界史教育では主題学習が注目されてきたが、先行研究においては、個別の歴史学的な主題を扱ったものや社会科学の概念の批判的習得を志向するものが多く、生徒にとっての学ぶ意味や意義、すなわち、学習レリバンスに十分に焦点が当てられていなかった。そこで本稿では、米国ミズーリ大学のR. メトロ(R. Metro)が開発した中等教育段階向けの米国史用教材集“Teaching U.S. History Thematically” に示されている、主題的歴史カリキュラムの構成の特質を考察し、それを手がかりにして、生徒と歴史教育との学習レリバンスの構築に主眼を置 いた「歴史総合」のカリキュラムを構想するための示唆を導いた。}, pages = {85--107}, title = {生徒と歴史教育との学習レリバンス構築のための主題的歴史カリキュラムの構成―“Teaching U.S. History Thematically”を手がかりにして―}, year = {2021}, yomi = {ナカムラ, ヒロキ} }