@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000373, author = {明石, 英子}, issue = {69}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {乳幼児期の教育は、遊びを通した総合的な指導のもとに営まれるものであり、子どもは日々の遊びのなかで、多様な人と関わりながら様々な力を培っている。現行の幼稚園教育要領は、社会の状況を踏まえながら時代ごとに求められる教育を踏まえて改訂がなされてきた。文部科学省(2005)は都市化や情報化の進展等により、人間関係が希薄になってきたとしており、そのような社会状況においては人間関係に注視する必要があろう。また、乳幼児期は直接的な体験が重要であり、保育者が子どもの遊びをどう見て関わるかを考える必要がある。そこで本研究では、子どもの遊びをどう見て子ども理解をしていくか、まず人と関わる力の育ちに関する 領域「人間関係」の変遷を紐解きながら、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の中でも領域「人間関係」に関連する「協同性」が示している内容に着目し、実際の子どもの遊び事例をもとに検討した。その結果、領域「人間関係」の内容は、社会状況の変化に応じて、子どもが主体的に多様な人と関わることを重視しており、また、遊びの中で子どもは「協同性」が示す内容を経験していることが見えてきた。保育者は子どもが人との直接的な関わりをもつ経験を積み重ねるなかで、集団のなかでも個々が自己発揮できるようにし、遊びの過程を丁寧に見取り関わること、そして子どもの内面に目を向けて育ちを見る力が求められることが示された。しかし、今後遊びを通した子ども理解のための事例を用いた読み取りについては、その方法を検討 していく必要がある。}, pages = {445--459}, title = {遊びを通した子ども理解に関する一考察 ―領域「人間関係」と幼児期の終わりまでに育って欲しい姿}, year = {2021}, yomi = {アカシ, エイコ} }