@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000403, author = {上野, 淳子}, issue = {70}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {性自認や性的指向の多様性への理解や受容が進んでいるが,未だ法制度にも人々の意識にも様々な課題がある。LGBT の許容に関連する要因を明らかにするため,25-39 歳の500 名を対象としたインターネット調査を実施した。LGBT は全体的に許容されていたが,LGBT という枠組みではなく単なる問題行動として捉えられがちな「異性的ふるまい」と,子どもへの影響を懸念してか「同性の両親による育児」を許容する者は半数に届かなかった。従来の研究と同様に女性は男性よりLGBT を許容する傾向にあった。性別の根拠として性自認を重視することはトランスジェンダーの許容につながるが,同性愛の許容には関連しなかった。男女には身体的能力や育児能力といった様々な能力差があるという認知は,LGBT 許容度と負の関係にあった。平等主義的性役割態度はLGBT 許容度と最も関連していた。性は社会的に構築されたものであるというジェンダー概念の普及と,本質主義的な男女の能力差を否定し平等な性役割を実践することの重要性が示された。さらに性の曖昧さ,多様さをLGBT 問題にせず,全ての人に関わる問題と認識できるような教育・啓発活動が必要である。}, pages = {31--40}, title = {成人前期のLGBT 許容に関連する要因}, year = {2022}, yomi = {ウエノ, ジュンコ} }