@article{oai:shitennojiuniversity.repo.nii.ac.jp:00000410, author = {福田, 順}, issue = {70}, journal = {四天王寺大学紀要}, month = {Mar}, note = {「現代貨幣理論(MMT)」の政策提言は多岐にわたるが、最も特徴的なものは、非自発的失業者には無条件で政府が仕事を提供する「就業保証プログラム(JGP)」である。景気が悪化した時にはJGP の利用者が増え、景気が回復した時にはJGP の利用者が減るので、マクロ経済的安定が自動的に達成されると考える。重要なことはJGP で取り組む事業は環境、地域社会、人間に対する広い意味でのケア労働であるということであり、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に大いに貢献しうるという点である。一方で、JGP に対してはMMT を支持する論者からも疑問が投げかけられている。本稿ではJGP に対する批判を検討し、さらにベーシックインカム( BI )、ワークフェア政策、雇用調整助成金との比較を行い、さらに、先行研究が提唱した「グリーン・リカバリー戦略(GR 戦略)」の経済効果の再推計を行った。検討の結果、先行研究が指摘するように、JGP が扱う仕事内容はあいまいな部分が多いものの、一方でJGP は他の政策と比べると、非自発的失業者の「就労権」を強調した政策であることが明瞭になった。またGR 戦略の再推計では、第2 次間接効果を含めた総合効果においては、先行研究と同程度の雇用創出効果が得られることが分かった。}, pages = {159--182}, title = {就業保証プログラムの理論的検討を踏まえたグリーン・ニューディールの経済効果の推計}, year = {2022}, yomi = {フクダ, ジュン} }